石手寺のマントラ洞窟 [愛媛県]
2015/11/23
愛媛県松山市にある石手寺には「マントラ洞窟」と呼ばれるミニアトラクションがあります。
その内容は、真っ暗闇の洞窟を巡礼し、自分の中の「仏の心」を発見することを目的とする修行場とされています。
なお、洞内は密教における金剛界と胎蔵界をモチーフにしているとされ、多様な仏像や仏画などが安置されています。
以下、そのマントラ洞窟について詳しくレポートしたいと思います。
石手寺についてはこちらの記事を参照:【石手寺】
マントラ洞窟の様子
マントラ洞窟は境内の北西に位置し、韋駄天健脚尊の裏にその入口があります。
入口の上には空海像が立っており、拝観料の100円を賽銭箱に納めて洞内に入場します。
洞内は入口から既に真っ暗闇となっており、道の真ん中に大小多数の地蔵尊が点々と安置されています。
また、洞内の道は分岐しており、真っ直ぐ進むと「金剛界曼荼羅」へ、右へ進むと「弘法大師修行場」に繋がります。
弘法大師修行場
分岐する道を右へ進んで弘法大師修行場を目指すと、八十八ヶ所洞窟と呼ばれる道に入ります。
この道には壁の片側に多数の地蔵が並べられ、壁には仏画が描かれています。
奥まで行くと巨大な観音が現れ、さらに奥の格子の中には「修行する弘法大師像」が安置されています。
これが「弘法大師修行場」とされ、納経できるような仕様となっています。
なお、この修行場から外に出ると大師堂の裏に出てきます。
金剛界曼荼羅
分岐する道を真っ直ぐ進むと、真っ暗闇の中に安置されるいくつかの地蔵が目に入ります。
また、壁には仏教用語の解説が記された案内板が掲げられていますが、基本的には暗過ぎて全く見えません。
道の途中には大きく開けた空間が二ヶ所あり、それが密教における金剛界と胎蔵界とされているようです。
なお、入口に近い空間が「胎蔵界」とされ「心の中の悟りの修行道場」とされています。
また、入口から遠い空間が「金剛界」とされ「諸仏の集まる仏の世界であり、安らぎと感謝の場」とされています。
そして、さらに奥に行くと外の光が差し込むのが見え、その先には奥の院の入口が待ち構えています。
これが「金剛界曼荼羅」とされ、これを以ってマントラ洞窟は終了の様です。
なお、入ってみた感想は「何とも言えない」という感じですね…。
料金: 無料
住所: 愛媛県松山市石手2丁目9-21(マップ)
営業: 7:00~17:00
交通: 道後温泉駅(徒歩19分)、伊予鉄バス「石手寺前」下車
公式サイト: http://nehan.net/
住所: 愛媛県松山市石手2丁目9-21(マップ)
営業: 7:00~17:00
交通: 道後温泉駅(徒歩19分)、伊予鉄バス「石手寺前」下車
公式サイト: http://nehan.net/
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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