高野山・大門 [和歌山県]
2015/11/02
和歌山県伊都郡高野町にある高野山の大門(だいもん)です。
高野山の盆地の西端に位置する高野山の西の正門であり、高野山全体の総門となっています。
創当時は現在地より少し下った九十九折谷(つづらおりだに)に鳥居を建て、それを総門としていたそうです。しかし、江戸時代の元禄元年(1688)の炎上によって焼失したとされています。その後、宝永2年(1705)に今の大門が再建され、昭和57年から始まった解体修理を経て現在に至るとされています。
なお、門の造りは五間三戸の二階二層門で、高さ25.1mを誇る巨大な門となっています。また、門の正面には「日々の影向を闕さずして、処々の遺跡を檢知す」という聯(れん)が掲げられており、「弘法大師は御廟から毎日姿を現し、所々を巡っては我々を救っている」という意味を指す「同行二人信仰」を表すとされています。
高野山についてはこちらの記事を参照:【高野山】
仁王像(金剛力士像)
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大門の左右には巨大な仁王像(金剛力士像)が安置されています。
この仁王像は東大寺南大門の仁王像に次ぐ、日本で二番目に大きい仁王像と云われているそうです。
なお、阿形は独鈷杵を持っています(密教を意識しているのでしょうか?)。
嶽弁天登山道(弁天岳登山口)
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大門の付近には嶽弁天登山道(弁天岳登山口)があり、この道は女人堂の前まで繋がっています。
なお、登山道の山頂には、弘法大師が勧請したとされる嶽弁才天(だけのべんざいてん)が祀られています。
ちなみに、参道の途中には「熊の出没注意」の看板が掲げられているので登る際にはご注意を。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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