今社 [三重県]
2018/01/24
三重県伊勢市にある今社(いまのやしろ)です。
清野井庭神社(外宮摂社)の古社地と考えられている神社で、主祭神に鹿屋野姫命を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書などによれば、創建年代は不明ですが、当社の鎮座地は宮川分流の清川の沿岸地帯の「清野」という原野の一部で、往古は「井庭村(いばむら)」または「井場村(いばむら)」と称したとされます。
『小祠拾』に「井庭は今に云う堰で、古の井は今のように土を掘って水を汲むのではなく、水涯を穿って竹木を井のように囲み、その中に川水を引いて水を汲む。これを井または井場とも言う。この古の井のことである。後世はこれを井関という」とあり、当社の「今」という名は「いば(井場・井庭)」から起こったと云われています。
また、当地は古くは清野井庭神社(外宮摂社)の古社地あったといわれ、近世は『小祠拾』に「宝殿はなくて石壇、鳥居があり、社地は広く老樹が数株あり」とあるように、社殿はなく、霊石を祀っただけだったと記録されており、明治44年(1911年)に神殿・拝殿を建立して各神霊を祀ったと伝えられているそうです。
合祀については、明治41年(1908年)3月に、常磐横町の八幡社(譽田別命)、曽祢町細川の山神社(大山祗神)、曽祢町善光寺竹内世古の曽祢菅原社(菅原神)、曽祢町高柳の河合稲荷社(宇賀之御魂神)、曽祢町柳の世古の火除社(大巳貴神)を合祀し、明治42年(1909年)2月に、下仲之郷鳥帽子世古の神殿社(八衢比古神)、常盤茶屋町の塞神社(八衢比売神)を合祀したとされ、年月不詳のものに、曽祢町今世古の清川社(神名不詳)、宮川町奥ノ越の秋葉社(神名不詳)も合祀したとされています。
祭神
今社の祭神は以下の通りです。
【主祭神】
・鹿屋野姫命(カヤノヒメ):「日本神話」に登場する神で、草の神とされる
→ 案内板では「この沃野にあって五穀豊穣をつかさどる神」と説明される
→ 当社では「外宮さんの幸魂の神」と説明される
【合祀神】
・八衝比古神(ヤチマタヒコ):邪神・悪霊の侵入を防ぐ道祖神(男神)
・八衝比賣神(ヤチマタヒメ):邪神・悪霊の侵入を防ぐ道祖神(女神)
・誉田別命(ホンダワケ):第15代応神天皇であり、八幡神として全国の八幡宮などで祀られる
・大山祇神(オオヤマヅミ):「日本神話」に登場する神で、山を司る神とされる
・大巳貴神(オオナムチ):オオクニヌシの名で知られる出雲大社の主祭神
・菅原神(すがわらのみちざね):平安中期の政治家(死後、天満天神として信仰される)
・宇賀御魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
・不詳神(2座)
・鹿屋野姫命(カヤノヒメ):「日本神話」に登場する神で、草の神とされる
→ 案内板では「この沃野にあって五穀豊穣をつかさどる神」と説明される
→ 当社では「外宮さんの幸魂の神」と説明される
【合祀神】
・八衝比古神(ヤチマタヒコ):邪神・悪霊の侵入を防ぐ道祖神(男神)
・八衝比賣神(ヤチマタヒメ):邪神・悪霊の侵入を防ぐ道祖神(女神)
・誉田別命(ホンダワケ):第15代応神天皇であり、八幡神として全国の八幡宮などで祀られる
・大山祇神(オオヤマヅミ):「日本神話」に登場する神で、山を司る神とされる
・大巳貴神(オオナムチ):オオクニヌシの名で知られる出雲大社の主祭神
・菅原神(すがわらのみちざね):平安中期の政治家(死後、天満天神として信仰される)
・宇賀御魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
・不詳神(2座)
境内社
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今社の境内社は以下の通りです。
・清川稲荷社
・天満宮
・不詳社
・天満宮
・不詳社
境内の見どころ
社頭
今社の社頭です。
商店街の一角に鎮座しており、社殿と境内社・清川稲荷社の前に鳥居があります。
鳥居
今社の鳥居です。
社殿
今社の社殿です。
神武天皇遙拝所
今社にある神武天皇遙拝所です。
ここは恐らく、橿原神宮もしくは神武天皇陵を遥拝する場所だと思います。
料金: 無料
住所: 三重県伊勢市宮町1丁目1(マップ)
営業: 終日開放
交通: 宮町駅(徒歩9分)、伊勢市駅(徒歩14分)
公式サイト:http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/
住所: 三重県伊勢市宮町1丁目1(マップ)
営業: 終日開放
交通: 宮町駅(徒歩9分)、伊勢市駅(徒歩14分)
公式サイト:http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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