岡崎神社(東天王) [京都府]
2018/05/19
京都市左京区にある岡崎神社(おかざきじんじゃ)です。
平安京守護のために創建された神社で、祭神に速素盞鳴尊・奇稲田姫命・八柱御子神を祀っています。
また、ウサギを神使としており、境内に多数のウサギ像があることでも知られています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、延暦13年(794年)の平安遷都の際に王城守護のために平安京の四方に建立された社の一つといわれ、都の当方に鎮座することから東天王と称されたそうです。その後、貞観11年(869年)に清和天皇によって社殿が造営され、播磨国(兵庫県)の広峰神社から祭神を勧請したとされています。
当社は治承2年(1178年)に中宮の御産の奉幣を賜ったことから安産の神と信仰され、また創建時に王城守護の方除の勅願により、今も方除・厄除の神としても信仰されているそうです。また、古くからウサギが神使とされており、祭神が子宝に恵まれたことや、ウサギが多産であることから、子授けの神としても信仰を集めているとされています。
祭神
岡崎神社の祭神は以下の通りです。
・速素盞鳴尊(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
→ 牛頭天王(ゴズテンノウ)とも称される
・奇稲田姫命(クシナダヒメ):スサノオの后
→ 頗梨采女(ハリサイジョ)とも称される(牛頭天王の后)
・八柱御子神(ヤハシラノミコガミ):スサノオとクシナダヒメの御子神
→ 八王子(ハチオウジ)とも称される(牛頭天王の子)
→ 牛頭天王(ゴズテンノウ)とも称される
・奇稲田姫命(クシナダヒメ):スサノオの后
→ 頗梨采女(ハリサイジョ)とも称される(牛頭天王の后)
・八柱御子神(ヤハシラノミコガミ):スサノオとクシナダヒメの御子神
→ 八王子(ハチオウジ)とも称される(牛頭天王の子)
境内社
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岡崎神社の境内社は以下の通りです。
・雨社:大山祇命・句々廼馳命・国挟槌尊・豊宇気媛命・闇象女命を祀る
・宮繁稲荷神社(三宮社):倉稲魂神・蛭子大神(えびす神)・大国主大神(大黒神)を祀る
・不詳社2社
・宮繁稲荷神社(三宮社):倉稲魂神・蛭子大神(えびす神)・大国主大神(大黒神)を祀る
・不詳社2社
境内の見どころ
鳥居
岡崎神社の鳥居です。
子授けうさぎ
岡崎神社の子授けうさぎです。
手水舎にあるウサギ像で、水をかけて腹を擦りながら祈ると子授・安産の御利益があるそうです。
狛うさぎ
岡崎神社の狛うさぎです。
阿形が雄、吽形が雌で、祭神にあやかって擦りながら祈ると縁結びの御利益があるそうです。
招きうさぎ
岡崎神社の招きうさぎです。
左が金運、右が縁結びに御利益があるとされています。
舞台
岡崎神社の舞台です。
神紋
岡崎神社は神紋もウサギになっています。
拝殿
岡崎神社の拝殿です。
本殿
岡崎神社の本殿です。
うさぎ像
岡崎神社のうさぎ像です。
巨石
岡崎神社の境内にある巨石です。
御旅所
岡崎神社の御旅所です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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