大豊神社 [京都府]
2018/05/10
京都市左京区にある大豊神社(おおとよじんじゃ)です。
哲学の道沿いに鎮座している古社であり、祭神に少彦名命・菅原道真公・応神天皇を祀っています。
また、境内に狛鼠・狛鳶・狛猿・狛巳といった珍しい像があることでも知られています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、仁和3年(887年)に宇多天皇の病気平癒のために藤原淑子が勅命を奉じ、少彦名命を椿ヶ峰に奉祀したことに始まるとされ、朝廷および庶民の信仰を集めたとされます。
その後、建武の内乱や応仁の乱の兵火に遭って焼失したものの、後に本殿・末社・拝殿・絵馬殿などが再建され、それ以降は鹿ヶ谷・法然院・南禅寺一帯の産土神として信仰を集めているそうです。
なお、末社には大国社の狛鼠・日吉社の狛猿・愛宕社の狛鳶といった神使の像があり、特に狛鼠が有名であるため「哲学の道のねずみの社」と呼ばれて、多くの参拝客が集まるとされています。
祭神
大豊神社の祭神は以下の通りです。
・少彦名命(スクナヒコナ):オオナムチと共に国造りを成した神とされる
・菅原道真公(すがわらのみちざね):平安中期の政治家(死後、天満天神として信仰される)
・応神天皇(おうじんてんのう):第15代天皇であり、八幡神として全国の八幡宮などで祀られる
・菅原道真公(すがわらのみちざね):平安中期の政治家(死後、天満天神として信仰される)
・応神天皇(おうじんてんのう):第15代天皇であり、八幡神として全国の八幡宮などで祀られる
境内社
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大豊神社の境内社は以下の通りです。
・稲荷社
・大国社
・愛宕社
・日吉社
・大国社
・愛宕社
・日吉社
境内の見どころ
鳥居
大豊神社の鳥居です。
参道
大豊神社の参道です。
手水舎(椿ヶ峰の御神水)
大豊神社の手水舎です。
流れる水は椿ヶ峰の御神水と謳われています(飲用の可否は不明)。
拝殿
大豊神社の拝殿です。
絵馬殿
大豊神社の絵馬殿です。
本殿
大豊神社の本殿です。
良縁招福の石
大豊神社にある良縁招福の石です。
狛鼠
大国社の神使である狛鼠(こまねずみ)です。
『古事記』の大国主を救った鼠に由来しているものと思われます。
狛鳶
愛宕社の神使である狛鳶(こまとび)です。
京都には神武天皇を救った鳶(金鵄)が愛宕山に住まわされて、天狗神を領したという伝説があるそうです。
狛猿
日吉社の神使である狛猿(こまさる)です。
本社の日吉大社でも猿を神使としています。
狛巳
大豊神社にある狛巳(こまへび)です。
金運恵授に御利益があるとされています。
神木
大豊神社の神木です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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