住吉大伴神社 [京都府]
2018/06/12
京都市右京区にある住吉大伴神社(すみよしおおともじんじゃ)です。
古くから当地に鎮座している神社で、祭神に天忍日命・道臣命・住吉三神を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、当社は古代豪族の大伴氏が祀る伴氏神社に始まり、後に住吉大神を合祀した神社であるとされます。
大伴氏は武門の家柄として古くより物部氏とともに皇室の警護を担った一族であり、後に淳和天皇の諱である「大伴」をはばかって「伴氏」と改めたとされ、元々は大和国で勢力を振るっており、平安遷都の頃に当地に移住して その祖先神の天押日命(アメノオシヒ)を祀ったそうです。
なお、『続日本紀』には「承和元年(834年)正月、葛野郡上林郷地方一町において伴宿祢らが神を祀った」「嘉承2年(849年)12月、従五位下 伴氏神社」とあり、これが当社の創建であると考えられているようです。
また、『山城誌』には「伴氏神社(中略)在龍安寺村今称住吉」とあり、『神名帳考証』には「伴氏神社(中略)今龍安寺村にありて住吉といふ」とあることから、当社が伴氏神社ではなく住吉神社と称されるようになったことが分かり、このようになった理由として、伴氏の衰微とともに当地が徳大寺家の所領になり、徳大寺家が和歌の神として崇めた住吉三神を祀ったことから、当社は当地域の氏神として崇敬されるようになったと推測されています。
そして、昭和17年(1942年)に住吉三神と大伴祖神を合祀し、社名を住吉大伴神社と改称して現在に至り、住吉の神の和と大伴の神の武が合わさることによって和武合体中庸を保ち、和平の神として崇められているそうです。
祭神
住吉大伴神社の祭神は以下の通りです。
・天忍日命(アメノオシヒ):大伴氏の祖神で、天孫降臨の際にニニギに随伴したとされる神
・道臣命(ミチノオミ):天忍日命で大伴氏の祖とされる
・住吉三神(スミヨシサンシン):住吉大社の主祭神(表筒男命・中筒男命・底筒男命の三神を指す)
・道臣命(ミチノオミ):天忍日命で大伴氏の祖とされる
・住吉三神(スミヨシサンシン):住吉大社の主祭神(表筒男命・中筒男命・底筒男命の三神を指す)
境内社
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住吉大伴神社の境内社は以下の通りです。
・十禅師社
・小松尾神社
・斎明社
・小松尾神社
・斎明社
境内の見どころ
鳥居
住吉大伴神社の鳥居です。
拝殿
住吉大伴神社の拝殿です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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