弥栄神社 [島根県]
2015/03/09
島根県鹿足郡津和野町にある弥栄神社(やさかじんじゃ)です。
室町時代に創建された祇園信仰の神社であり、三本松城の鬼門の鎮守にもなったとされています。
また、毎年7月下旬に津和野の伝統芸能である「鷺舞」が行われることでも知られています。
由緒
正長元年(1428年)、三本松城(後の津和野城)の城主・吉見氏が、祇園社の分霊を太鼓谷山に勧請したことに始まるとされます。その後、永享9年(1437年)に吉見弘信によって下元原(現在地)に社地が設けられ、その地に遷座したとされています。
遷座の際、三本松城の鬼門の鎮守とされ、吉見氏、坂崎成正を経て亀井氏が藩政を執るようになると、廃藩に至るまで藩主の造営や寄進を受け、町民の崇敬を集めたとされています。
なお、創建時より「滝本祇園社」という社名であり、慶応3年(1867年)に「弥栄神社」に改名されたそうです。
祭神
弥栄神社の祭神は以下の通りです。
主祭神
・須佐之男命(スサノオ):出雲の祖神であり、祇園信仰で主祭神として信仰される
配神
・正哉吾勝勝速日天忍穂耳命(オシホミミ):アマテラスとスサノオの誓約で生まれ、天孫・ニニギの父に当たる
・天穗日命(アメノホヒ):アマテラスとスサノオの誓約で生まれた神の一
・他7柱:(私見だが、誓約の五男三女神と思われる)
・大己貴命(オオナムチ):大国主の別名(『記紀』によって出自は異なる)
・他3柱
・須佐之男命(スサノオ):出雲の祖神であり、祇園信仰で主祭神として信仰される
配神
・正哉吾勝勝速日天忍穂耳命(オシホミミ):アマテラスとスサノオの誓約で生まれ、天孫・ニニギの父に当たる
・天穗日命(アメノホヒ):アマテラスとスサノオの誓約で生まれた神の一
・他7柱:(私見だが、誓約の五男三女神と思われる)
・大己貴命(オオナムチ):大国主の別名(『記紀』によって出自は異なる)
・他3柱
鷺舞
弥栄神社では、毎年7月20日・27日に津和野の伝統芸能として知られる鷺舞(さぎまい)が行われます。
鷺舞とは、祇園信仰の神社で奉納される神事であり、京都の八坂神社の鷺舞を源流としている云われているそうです。
なお、現在では「津和野弥栄神社の鷺舞」として、国の重要無形民俗文化財に指定されているとされています。
鳥居
弥栄神社の鳥居です。
朱色の両部鳥居になっています。
拝殿
弥栄神社の拝殿です。
おみくじが10円で引けるようになっています。
大ケヤキ
弥栄神社の大ケヤキです。
樹齢540年を超える古木とされており、境内に神木として祀られています。
スポンサーリンク
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿