女人堂 [和歌山県]
2015/11/09
和歌山県伊都郡高野町にある高野山の女人堂(にょにんどう)です。
高野山は古くは女人禁制だったため、高野七口と呼ばれる七つの登山口に女性のための参籠所が設けられたそうです。
この女人堂は当時の参籠所の名残であり、七つの参籠所の内、唯一現存する建物とされています。
ちなみに、高野山の女人禁制は明治5年(1872)に解禁となったんだそうです。
女人堂付近の見どころ
小杉明神社
女人堂の傍に鎮座する小杉明神社(こすぎみょうじんしゃ)です。
祭神には、不動坂上に最初に女人堂を開いた小杉という尼僧を小杉明神として祀っています。
なお、この祠の由緒は以下の説話に因んでいるとされています。
小杉明神社の由緒
その昔、越後の国に本陣宿紀の国屋があり、そこに小杉という娘さんがおりました。
数奇な人生をおくられましたが、お大師様に救われて尼僧になり、女人禁制の高野山に登って来られる女人の方々のために不動坂上に最初の女人堂を開かれ、やさしい接待をされておりました。
その小杉さんが、女人堂の鎮守小杉明神としてお祀りされている祠です。
その昔、越後の国に本陣宿紀の国屋があり、そこに小杉という娘さんがおりました。
数奇な人生をおくられましたが、お大師様に救われて尼僧になり、女人禁制の高野山に登って来られる女人の方々のために不動坂上に最初の女人堂を開かれ、やさしい接待をされておりました。
その小杉さんが、女人堂の鎮守小杉明神としてお祀りされている祠です。
交通安全地蔵尊
女人堂の傍に祀られている交通安全地蔵尊です。
お竹地蔵
女人堂の向いに祀られているお竹地蔵です。
この非常に大きな地蔵尊は鋳銅製仏像として最大級のものとされており、「お竹」という名は建立主である「横山たけ」の名前に因んでいるとされています。
なお、建立に至る理由として、建立主が亡夫の供養のために高野山に登り、女人堂で参籠しているときに地蔵が夢の中に現れたことから、地蔵尊の建立を思い立ったと伝えられているそうです。
料金: 無料
住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山(マップ)
営業: 8:30~17:00
交通: 高野山駅ほか、南海りんかんバス「女人堂」下車
公式サイト: http://www.koyasan.or.jp/
住所: 和歌山県伊都郡高野町高野山(マップ)
営業: 8:30~17:00
交通: 高野山駅ほか、南海りんかんバス「女人堂」下車
公式サイト: http://www.koyasan.or.jp/
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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