人文研究見聞録:道官稲荷神社 [京都府]

京都府福知山市にある道官稲荷神社(どうかんいなりじんじゃ)です。

福知山城の西方鎮護の神として創建された神社とされ、歴代の福知山城主に崇敬されてきたとされています。

なお、稲荷神社とされますが、保食神(ウケモチ)を主祭神としているのが珍しいです。


由緒

由緒書によれば、創建年代は不詳とされるものの、当初は「導官稲荷」と称し、福知山城の西方鎮護の守護神として西但馬山陰に通じる要衝・豊富街道の入口木村に稲荷神(保食神とされる)を祀ったことに始まるとされています。

創建以来、歴代の福知山城主の崇敬厚く、現在でも当地域の守護神として崇敬を集めているそうです。なお、現在の社殿は享保年間(1716~1735年)の建立とされています。

祭神

道官稲荷神社の祭神は以下の通りです。

・宇気母智命(ウケモチ):五穀豊穣を司る神(保食神とも)
 → 丹後周辺では稲荷神社に祀られていることが多い(稲荷神とも云われる)

料金: 無料
住所: 京都府福知山市末広町1丁目(マップ
営業: 終日開放
交通: 福知山駅(徒歩6分)
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。