人文研究見聞録:祓戸神社(弥彦村) [新潟県]

新潟県西蒲原郡弥彦村にある祓戸神社(はらえどじんじゃ)です。

弥彦村の一角に鎮座する神社であり、彌彦神社の境内末社の一社とされています。


概要

祓戸神社彌彦神社の境外末社ですが、祭神は不詳とされています。

現社地は かつての弥彦本街道への入口だったとされ、不浄なモノノケの侵入を防ぐ神社とされてきたようです。

また、弥彦へ訪れる人の罪・穢れ・過ちを祓い除くとも伝えられるとされています。

祭神について

祓戸神社の祭神は不詳とされますが、同名の社では祓戸大神(はらえどのおおかみ)を祭神としているケースが多いです。

なお、祓戸大神とはセオリツヒメ、ハヤアキツヒメ、イブキドヌシ、ハヤサスラヒメの四神を指すとされます。

これらの神は『記紀』には登場しませんが、『ホツマツタヱ』という文献においては重要な役割を担う神とされています。

また、神道においては『大祓詞』に登場する神であり、祓を司どる神として扱われています。

周辺の様子

人文研究見聞録:祓戸神社(弥彦村) [新潟県]
入口鳥居
人文研究見聞録:祓戸神社(弥彦村) [新潟県]
社殿

祓戸神社は、彌彦神社の東にある「大杉通り」の一角、彌彦神社の桜苑の脇に位置しています。

通りに建つ鳥居が目印で、通り沿いを歩いていると やがて「祓所神社」の扁額が目に入ると思います。

詳しい場所については「弥彦観光マップ」を参考にしてみてください。

料金: 無料
住所: 新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦(マップ
営業: 終日開放
交通: 弥彦駅(徒歩10分)

関連サイト: http://www.yahiko-powerspot.com/powerspot_map/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。