水天神社(あなむちの神地) [兵庫県]
2017/05/08
兵庫県神戸市の有馬温泉地区にある水天神社(すいてんじんじゃ)です。
湯泉神社の摂社・御旅所であり、太古に神が降臨した場所であるため「あなむちの神地」とも呼ばれています。
神社概要
由緒
案内板によれば、この場所は太古に大巳貴命(オオナムチ)と少彦名命(スクナヒコナ)の二神が降臨した神地巳貴(シンチ アナムチ)であると言い伝えられているとされます。
現在は境内に水天神社(水天宮)が建っており、湯泉神社の摂社にして御旅所となっているとされ、一般には「水神さん」「あなむちの神地」「お旅所」などと呼ばれて親しまれているそうです。
なお、案内板による解説は以下の通りです。
穴虫の清水(巳貴清水)
この地は湯泉神社の御旅所にして、清水湧き出てて極めて鮮烈なり。
太古、大巳貴命(オオナムチ)、少彦名命(スクナヒコナ)が この地に降臨ましましけるより、神地巳貴(シンチ アナムチ)と言い伝ふ、傍らに鎮座石として幅七尺許 高さ三尺五寸許の石二つあり、その一つの石には青蛾石の三字あり、慶応年間(1875~1876年)、修験者が書し刻ましむと伝う。境内に水天神社あり。 有馬温泉案内(1907年)より
古書、迎湯有馬名鑑書(1683年)、有馬温泉由来記(1815年)、有馬温泉略記(1884年)、有馬温泉誌(1891年)、西摂大観(1911年)、摂北温泉誌(1914年)、有馬郡誌(1929年)などに記載されている。
一般には水神さん、お旅所として親しまれている。
この地は湯泉神社の御旅所にして、清水湧き出てて極めて鮮烈なり。
太古、大巳貴命(オオナムチ)、少彦名命(スクナヒコナ)が この地に降臨ましましけるより、神地巳貴(シンチ アナムチ)と言い伝ふ、傍らに鎮座石として幅七尺許 高さ三尺五寸許の石二つあり、その一つの石には青蛾石の三字あり、慶応年間(1875~1876年)、修験者が書し刻ましむと伝う。境内に水天神社あり。 有馬温泉案内(1907年)より
古書、迎湯有馬名鑑書(1683年)、有馬温泉由来記(1815年)、有馬温泉略記(1884年)、有馬温泉誌(1891年)、西摂大観(1911年)、摂北温泉誌(1914年)、有馬郡誌(1929年)などに記載されている。
一般には水神さん、お旅所として親しまれている。
祭神
水天神社の祭神は以下の通りです。
・大巳貴命(オオナムチ):国造りの神であり、大国主という名でも知られる(出雲大社の主祭神として有名)
・安徳天皇(あんとくてんのう):第81代天皇(源平合戦の際に草薙剣と共に関門海峡に沈んだとされる)
・熊野十二神(くまのじゅうにしん):熊野信仰の神々
・安徳天皇(あんとくてんのう):第81代天皇(源平合戦の際に草薙剣と共に関門海峡に沈んだとされる)
・熊野十二神(くまのじゅうにしん):熊野信仰の神々
境内の見どころ
鳥居
水天神社の鳥居です。
扁額には「水天宮」と刻まれています。
鎮座石
水天神社にある鎮座石です。
鳥居の傍らに安置されており、案内板によれば幅7尺(約2.12m)・高さ3.5尺(約1.06m)であるとされます。
また、一つの石の表面には、幕末に修験者によって刻まれた「青蛾石」の三文字が見られます。
境内
水天神社の境内です。
鳥居の先には社殿と仏堂が見られます。
社殿
水天神社の社殿です。
小祠
水天神社の社殿内には小祠が設置され、中には神像が祀られています。
井戸
水天神社の小祠の背面は井戸となっています。
案内板にある「清水湧き出てて極めて鮮烈なり」は、この井戸水のことでしょうか?
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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