亀乃尾不動尊(亀乃尾瀧) [兵庫県]
2017/05/08
兵庫県神戸市の有馬温泉地区にある亀乃尾不動尊(かめのおふどうそん)です。
境内に亀乃尾滝という細長い滝があることで知られており、有馬温泉の観光名所の一つとされています。
寺院概要
縁起
当寺の縁起については分かりませんが、不動尊という名から元々は不動明王を祀っていたと思われます。また、現在は本堂の前に「白長大明神」と書かれた幕が張ってあり、中の祠では白蛇の神とされる白長大明神が祀られています。
また、本堂の傍には亀乃尾滝(かめのおのたき)という亀の尻尾のような細い滝があり、有馬の観光名所の一つとなっています。この滝の付近の岩肌には「暁櫻」と刻まれており、案内板によれば、この文字は藤堂高虎が入湯に来た際に亀田窮楽(京都の書家)に刻ませたものと伝えられているそうです。
なお、案内板による解説は以下の通りです。
亀乃尾滝と暁櫻の由来
落葉山の北の麓、神戸街道の下の処、断崖に懸る一脈の渓水にて高さ三間許、水はなはだ少し、末は瀧川に入る傍らの苔蒸したる巌に「暁櫻」の二大字を刻みたり、その大きさ四尺許、隷書にして筆力猶勁なり。
落款「洛西逸翁七十六曵尾窮楽」とあり、是近世畸人伝に見ゆる亀田窮楽の書なるべし、藤堂高虎公入浴の時之を刻ませ給いしとなり、その頃は櫻ありけむも、今は枯れてその根も遺さず。近年榮町奉賛会により、雉櫻を植え、これを後世に遺さんとする。
落葉山の北の麓、神戸街道の下の処、断崖に懸る一脈の渓水にて高さ三間許、水はなはだ少し、末は瀧川に入る傍らの苔蒸したる巌に「暁櫻」の二大字を刻みたり、その大きさ四尺許、隷書にして筆力猶勁なり。
落款「洛西逸翁七十六曵尾窮楽」とあり、是近世畸人伝に見ゆる亀田窮楽の書なるべし、藤堂高虎公入浴の時之を刻ませ給いしとなり、その頃は櫻ありけむも、今は枯れてその根も遺さず。近年榮町奉賛会により、雉櫻を植え、これを後世に遺さんとする。
本尊
・白長大明神(しらながだいみょうじん):白蛇の神とされる
境内の見どころ
鳥居
亀乃尾不動尊の鳥居です。
本堂
亀乃尾不動尊の本堂です。
亀乃尾滝
亀乃尾不動尊の境内にある亀乃尾滝(かめのおのたき)です。
高さ3間(約5.45m)の細長い滝であり、有馬温泉の観光名所の一つになっています。
暁櫻の文字
亀乃尾滝の岩肌に彫ってある「暁櫻」の文字です。
亀田窮楽(京都の書家)が刻んだものと伝えられています。
料金: 無料
住所: 兵庫県神戸市北区有馬町(マップ)
営業: 終日開放
交通: 有馬温泉駅(徒歩2分)
公式サイト: http://www.arima-onsen.com/facility_info102.html
住所: 兵庫県神戸市北区有馬町(マップ)
営業: 終日開放
交通: 有馬温泉駅(徒歩2分)
公式サイト: http://www.arima-onsen.com/facility_info102.html
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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