三宝荒神(荒神谷遺跡) [島根県]
2019/03/27
島根県出雲市にある三宝荒神(さんぽうこうじん)です。
荒神谷遺跡付近に鎮座する神社で、祭神に須佐男命・大地主命・建見名方命を祀っています。
なお、当社は荒神谷遺跡の名前の由来にもなっています。
神社概要
由緒
案内板によれば、当地には古くは宮居の場(神が鎮座する場所)があったものの、中世以降の争乱によっていつしか忘れられていたと伝承されていたそうです。
その後、天保の大飢饉の最中である天保6年(1835年)に西谷の人々が集い、当地の人々を飢餓から救う生活安全の守神として、宮居の地であった当地に荒神を祀って祈ったところ、神慮を得て安穏に暮らすことができるようになったので、後に11月13日を祭日として、集落の人々が藁で作った大蛇、赤飯、幣串を供えるようになったとされています。
なお、荒神谷遺跡の遺跡名は この「荒神」に由来するとされています。
祭神
三宝荒神の祭神は以下の通りです。
・須佐男命(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・大地主命(オオトコヌシ):『古語拾遺』に登場する神(オオクニヌシかも)
・建見名方命(タケミナカタ):大国主の御子神で、国譲りに反対してタケミカヅチと争った
・大地主命(オオトコヌシ):『古語拾遺』に登場する神(オオクニヌシかも)
・建見名方命(タケミナカタ):大国主の御子神で、国譲りに反対してタケミカヅチと争った
※祭神の表記が独特で、大地主命はオオクニヌシと読むのかもしれない
境内の見どころ
鳥居
三宝荒神の鳥居です。
石碑
三宝荒神の石碑です。
「神須佐男命」と刻まれており、藁蛇が巻き付けられています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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