ゾロアスター教とは?(まとめ)
2015/03/24
酒船石の紹介にちなんで、ゾロアスター教についてまとめてみました(情報が分かり次第追記予定)。
ゾロアスター教の概要
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・古代ペルシアを起源の地とする善悪二元論的な宗教である
→ 古代ペルシアとは、現在のイランのこと
→ 紀元前6世紀のアケメネス朝ペルシアが成立した時期には既に浸透していた
・開祖はザラスシュトラである
→ ゾロアスター教の開祖である 世界最古の預言者とされる
→ 「預言者」とは、予知する者ではなく、神の言葉を預かる者
→ 「数多くの神々の中から、崇拝に値する神をアフラ・マズダーだけ」とした人物である
→ 一神教を最初に提唱したともいわれるが、厳密にはニュアンスが異なる
→ ニーチェの著作「ツァラトゥストラはかく語りき」の影響から、「ツァラトゥストラ」の名でも有名である
→ モーツァルトの「魔笛」に登場する「神官ザラストロ」は、ザラスシュトラを指すとする説もある
・「光(善)」の象徴としての純粋な「火」を尊ぶ
→ そのため、「拝火教」とも呼ばれる
・「アヴェスター」を根本経典とする
→ ゾロアスター教の根本教典である
→ アヴェスター語という言語で記されている
→ 口承伝持で長らく伝えられた後、3世紀頃に発明されたアヴェスタ文字で書物に記された
→ イスラム教の迫害などを受けて散逸した
・「アフラ・マズダー」を崇拝する
→ ゾロアスター教の最高神である 「有翼」「光輪」を背景にした王者の姿で表される
→ その名は「智恵ある神」を意味する
→ インド・イラン共通の神話に登場する最高神である「ヴァルナ」を起源とするとされる
→ 「ヴァルナ」は契約の神「ミトラ」と並ぶ最高神でもある
→ アフラと「アスラ(阿修羅)」は語源的に同一である
・起源は紀元前6世紀以前
→ アケメネス朝ペルシアが成立した時には、ペルシア人のほとんどが信奉する宗教であった(BC.550~330)
→ ササン朝ペルシアでは国教とされていた(AD.226~651)
・7世紀後半以降から衰退した
→ イスラームの台頭とペルシア人のムスリム化によってペルシアのゾロアスター教は衰退した
→ 古代ペルシアとは、現在のイランのこと
→ 紀元前6世紀のアケメネス朝ペルシアが成立した時期には既に浸透していた
・開祖はザラスシュトラである
→ ゾロアスター教の開祖である 世界最古の預言者とされる
→ 「預言者」とは、予知する者ではなく、神の言葉を預かる者
→ 「数多くの神々の中から、崇拝に値する神をアフラ・マズダーだけ」とした人物である
→ 一神教を最初に提唱したともいわれるが、厳密にはニュアンスが異なる
→ ニーチェの著作「ツァラトゥストラはかく語りき」の影響から、「ツァラトゥストラ」の名でも有名である
→ モーツァルトの「魔笛」に登場する「神官ザラストロ」は、ザラスシュトラを指すとする説もある
・「光(善)」の象徴としての純粋な「火」を尊ぶ
→ そのため、「拝火教」とも呼ばれる
・「アヴェスター」を根本経典とする
→ ゾロアスター教の根本教典である
→ アヴェスター語という言語で記されている
→ 口承伝持で長らく伝えられた後、3世紀頃に発明されたアヴェスタ文字で書物に記された
→ イスラム教の迫害などを受けて散逸した
・「アフラ・マズダー」を崇拝する
→ ゾロアスター教の最高神である 「有翼」「光輪」を背景にした王者の姿で表される
→ その名は「智恵ある神」を意味する
→ インド・イラン共通の神話に登場する最高神である「ヴァルナ」を起源とするとされる
→ 「ヴァルナ」は契約の神「ミトラ」と並ぶ最高神でもある
→ アフラと「アスラ(阿修羅)」は語源的に同一である
・起源は紀元前6世紀以前
→ アケメネス朝ペルシアが成立した時には、ペルシア人のほとんどが信奉する宗教であった(BC.550~330)
→ ササン朝ペルシアでは国教とされていた(AD.226~651)
・7世紀後半以降から衰退した
→ イスラームの台頭とペルシア人のムスリム化によってペルシアのゾロアスター教は衰退した
ゾロアスター教の別名
・拝火教
・マズダー教
・祆教(けんきょう)
・パーシー教
・パールシー教
・マズダー教
・祆教(けんきょう)
・パーシー教
・パールシー教
ゾロアスター教の教義
守護霊「プラヴァシ」 |
・善悪二元論
→ 世界は、善と悪という対極の要素が対立し、善悪2神の抗争の場であるという世界観である
→ 善神群:至高神であるアフラ・マズダーを筆頭とする善神群の勢力を指す(アムシャ・スプンタ)
→ 悪神群:大魔王アンラ・マンユ(アフリマン)を中心とする悪神群の勢力を指す
→ 悪神群は、ヘビやトカゲなどの爬虫類の姿で出現するとされる
→ 善の勝利と優位が確定されている宗教である
・火を崇める
→ 「光(善)」の象徴としての純粋な「火」を尊ぶ
→ 火のみならず、水、空気、土もまた神聖なものと捉えている
・白色を神聖視する
→ 白色は、ゾロアスター教徒にとっては光(善)を象徴する神聖な色である
・守護霊「プラヴァシ」
→ 守護霊を「プラヴァシ」と呼ぶ
→ プラヴァシは善を表わすとする
→ この世の森羅万象に宿り、あらゆる自然現象を起こす霊的存在とされる
→ ゾロアスター教における神の神髄をあらわしていると考えられている
→ 善のために働き、助けを求めている人を救うであろうと信じられている
・最近親婚を最大の善徳とする
→ 自分の親、子、兄弟姉妹と交わる最近親婚を「フヴァエトヴァダタ」と呼んで最大の善徳としていた
→ 現在では近親婚は禁止されている
・カエルを悪とする
→ カエルは悪なる創造物として、カエルを殺す習慣があったとされる
・葬送は「鳥葬」または「風葬」
→ 野原などに放置し、風化もしくは鳥がついばむなど、死体の処理を自然に任せるという方法をとる
→ 自然崇拝の側面が強い(自然崇拝の宗教を母体とするという説もある)
→ 世界は、善と悪という対極の要素が対立し、善悪2神の抗争の場であるという世界観である
→ 善神群:至高神であるアフラ・マズダーを筆頭とする善神群の勢力を指す(アムシャ・スプンタ)
→ 悪神群:大魔王アンラ・マンユ(アフリマン)を中心とする悪神群の勢力を指す
→ 悪神群は、ヘビやトカゲなどの爬虫類の姿で出現するとされる
→ 善の勝利と優位が確定されている宗教である
・火を崇める
→ 「光(善)」の象徴としての純粋な「火」を尊ぶ
→ 火のみならず、水、空気、土もまた神聖なものと捉えている
・白色を神聖視する
→ 白色は、ゾロアスター教徒にとっては光(善)を象徴する神聖な色である
・守護霊「プラヴァシ」
→ 守護霊を「プラヴァシ」と呼ぶ
→ プラヴァシは善を表わすとする
→ この世の森羅万象に宿り、あらゆる自然現象を起こす霊的存在とされる
→ ゾロアスター教における神の神髄をあらわしていると考えられている
→ 善のために働き、助けを求めている人を救うであろうと信じられている
・最近親婚を最大の善徳とする
→ 自分の親、子、兄弟姉妹と交わる最近親婚を「フヴァエトヴァダタ」と呼んで最大の善徳としていた
→ 現在では近親婚は禁止されている
・カエルを悪とする
→ カエルは悪なる創造物として、カエルを殺す習慣があったとされる
・葬送は「鳥葬」または「風葬」
→ 野原などに放置し、風化もしくは鳥がついばむなど、死体の処理を自然に任せるという方法をとる
→ 自然崇拝の側面が強い(自然崇拝の宗教を母体とするという説もある)
ゾロアスター教の儀式
・ナオジョテ(入信の儀式)
→ 入信者が、純潔と新生の象徴とされる「クスティー(白い紐)」と「スドラ(白い肌着)」を授けられる儀式
→ 儀式ではクスティーとスドラを身につけ、教義と道徳とを守ることを誓願する
→ クスティーとスドラはゾロアスター教徒たる証とされ、入浴時以外は死ぬまで身に着けることが義務付けられる
・ジャシャン(感謝の儀式)
→ 「感謝の儀式」とも呼ばれ、最も重要とされている儀式
→ 物質的ないし精神的世界に平和と秩序をもたらすものと考えられている
→ 教徒は、この儀式に参加することによって生きていることの感謝の意を表し、儀式のなかでも感謝の念を捧げる
→ 祭司は、白衣を伝統的な帽子をまとい、さらに聖火を汚さぬよう白いマスクをして儀式に臨む(清浄さを重視)
→ 入信者が、純潔と新生の象徴とされる「クスティー(白い紐)」と「スドラ(白い肌着)」を授けられる儀式
→ 儀式ではクスティーとスドラを身につけ、教義と道徳とを守ることを誓願する
→ クスティーとスドラはゾロアスター教徒たる証とされ、入浴時以外は死ぬまで身に着けることが義務付けられる
・ジャシャン(感謝の儀式)
→ 「感謝の儀式」とも呼ばれ、最も重要とされている儀式
→ 物質的ないし精神的世界に平和と秩序をもたらすものと考えられている
→ 教徒は、この儀式に参加することによって生きていることの感謝の意を表し、儀式のなかでも感謝の念を捧げる
→ 祭司は、白衣を伝統的な帽子をまとい、さらに聖火を汚さぬよう白いマスクをして儀式に臨む(清浄さを重視)
備考
・マニ教に影響を与えた
→ サーサーン朝ペルシャのマニを開祖とする二元論的な宗教(BC.216~277)
→ ユダヤ教・ゾロアスター教・キリスト教・グノーシス主義などの流れを汲んでおり、経典宗教の特徴をもつ
・中国にも伝来している
→ ゾロアスター教は、5~6世紀にかけて中国に伝来したとされている
→ 唐代には「祆教(けんきょう)」と称された
→ 唐においては、景教(ネストリウス派キリスト教)・マニ教とあわせて唐代三夷教(とうだいさんいきょう)と称された
・日本との関係
→ 古代日本へのゾロアスター教伝来は未確証であるとされる
→ ペルシア人(吐火羅人など)の来朝および中国への伝来の事実があることから、可能性を否定する事はできない
→ 松本清張は、小説「火の路」でゾロアスター教が日本に来ていたのではないかという仮説を取り入れている
→ 那智大社で行われる「那智の火祭り」はコンセプトがゾロアスター教に類似する
・自動車メーカーの「MAZDA(マツダ)」にも影響を与えている
→ 社名「マツダ」は、西アジアでの人類文明発祥とともに誕生した神、アフラ・マズダー(AhuraMazda)に由来する
→ かつては、「マツダ」の公式サイトに記載されていたとされる
→ サーサーン朝ペルシャのマニを開祖とする二元論的な宗教(BC.216~277)
→ ユダヤ教・ゾロアスター教・キリスト教・グノーシス主義などの流れを汲んでおり、経典宗教の特徴をもつ
・中国にも伝来している
→ ゾロアスター教は、5~6世紀にかけて中国に伝来したとされている
→ 唐代には「祆教(けんきょう)」と称された
→ 唐においては、景教(ネストリウス派キリスト教)・マニ教とあわせて唐代三夷教(とうだいさんいきょう)と称された
・日本との関係
→ 古代日本へのゾロアスター教伝来は未確証であるとされる
→ ペルシア人(吐火羅人など)の来朝および中国への伝来の事実があることから、可能性を否定する事はできない
→ 松本清張は、小説「火の路」でゾロアスター教が日本に来ていたのではないかという仮説を取り入れている
→ 那智大社で行われる「那智の火祭り」はコンセプトがゾロアスター教に類似する
・自動車メーカーの「MAZDA(マツダ)」にも影響を与えている
→ 社名「マツダ」は、西アジアでの人類文明発祥とともに誕生した神、アフラ・マズダー(AhuraMazda)に由来する
→ かつては、「マツダ」の公式サイトに記載されていたとされる
ゾロアスター教と魔笛
モーツァルト |
「魔笛」とは、18世紀末にオーストリアの作曲家であるモーツァルトよって手掛けられたオペラです。このオペラのストーリーには多くの謎が含まれているとされており、「魔笛」の初演後にはモーツァルトは35歳の若さで亡くなってしまいます。
この死には様々な説が唱えられており、ウィーン市の公式発表では死因は病死とされていますが、死後のウィーンの新聞記事では毒殺説が報じられ、以降、暗殺説が広く唱えられるようになったとされています。
モーツァルトはフリーメイソンのメンバーであったということは有名ですが、一説にはフリーメイソンの秘儀を「魔笛」の中で漏らしたために暗殺されたと言われています。一方、フリーメイソンと対立していたカトリックに暗殺されたという説もあります。暗殺の真相は定かではありませんが、「魔笛」にはそれなりの秘密が隠されていたようです。
なお、「魔笛」は日本と深い関わりにあるオペラと言われています。なぜなら、オペラの主人公であるタミーノは、台本では「日本の狩衣を着た王子タミーノ」という設定になっているからです。
この説は一般的には否定されます。なぜなら、日本は17世紀半ば~19世紀半ばまで鎖国状態にあったからです。そのため、18世紀のオーストリアでは日本を知れるわけがないと断定され、それを理由に否定されています。
「魔笛」の台本はシカネーダーという人物によって書かれました。「魔笛」の舞台は古代エジプトです。古代エジプトとは、BC.3000頃~BC.332までのエジプトを指しますが、シカネーダーはなぜ わざわざ「日本の狩衣を着た王子タミーノ」としたのでしょうか?また、古代エジプトと日本は全く無関係なのでしょうか?
そのような疑問を追って行くと、ある象徴に当たります。それは、日本の皇室の象徴とされる「菊花紋章」です。菊花紋章は日本独自の紋章であると考えられがちですが、実は地中海周辺の国々で多く発見されています(それぞれの花弁も16枚となっています)。
もちろん、古代エジプトでも発見されました。その一例として、ツタンカーメンの墓から発見された副葬品が挙げられます。また、ラムセス2世の妻(イシスネフェルトとされる)の胸像に彫り込まれていたりします。
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そのほかには、ペルシア(イラク)、ギリシア、エルサレム、ローマ、バビロニアなどでも発見されており、こうした物証が存在する以上、古代日本と地中海の周辺諸国の間に、なんらかの繋がりがあったことは否定できません。
さて「魔笛」の内容に戻りますが、大まかな内容を説明すると、王子によるお姫様の救出劇がベースであり、その途中で善玉と悪玉が入れ替わるため、最終的に敵が味方、味方が敵に変わるといった内容となっています。
詳しい内容は、下記のビデオか、ウィキペディアの解説を参照してください。
・魔笛 - Wikipedia
その魔笛の登場人物の中に「ザラストロ」という人物が登場します。この人物は、最初に「善人」として登場する「夜の女王」の娘・パミーナをさらったとして「悪人」と位置付けられ、王子タミーノはパミーナの救出を頼まれます。
夜の女王はザラストロのことを「悪魔」であるとタミーノに散々吹き込んでから送り出すため、タミーノはザラストロに強い敵意を抱いてパミーナの救出に向います。
しかし、ストーリーの途中で「ザラストロ」は悪人ではなく偉大な神官であり、世界征服を企む夜の「女王の方」が悪人であることを知ります。実はパミーナは夜の女王の野望の犠牲にされそうになっていたところを、ザラストロに保護されていたのでした。
ザラストロは、古代エジプトの神であるイシスとオシリスを讃える神官であり、後にタミーノにパミーナを得るための試練の儀式を授けます。その試練とは「沈黙の試練」「火の試練」「水の試練」でした。タミーノは最終的に試練に打ち勝ちパミーナと結ばれます。
その最中、夜の女王らはザラストロの神殿を襲撃しようとしますが、光に打ち勝つことはできず、結局 闇に葬られます。最後にザラストロは太陽を讃え、一同イシスとオシリスを讃える合唱のうちにタミーノとパミーナを祝福して幕となります。
大分ストーリの説明を要約したため、パパゲーノのくだりは完全に無視していますが、ここでポイントとなるのが「神官ザラストロ」です。この人物のモデルは、ゾロアスター教の開祖「ザラスシュトラ」であるという説があります。
つまり、ザラストロの勢力は「ゾロアスター教」を表現しているのではないかと考えられるわけです。一方、敵対する「夜の女王」は、一説によれば「カトリック」を指しているのではないかと言われています。
更に詳しく説明すると、「ゾロアスター教」の最高神である「アフラ・マズダー」は「ミトラ教」の「太陽神ミトラ」とその起源を同じにするとされています。魔笛の中でも、神官ザラストロは最後に太陽を讃えています。
その「ミトラ教」とは、古代ペルシアでは国教とされており、後にキリスト教とローマ帝国の国教の座を争うことになります。結局、キリスト教との争いに負け、歴史の表舞台から姿を消すことになりますが、その思想はフリーメイソンに受け継がれていたのではないかという説があります。
また、フリーメイソンという組織は、16世紀後半から17世紀初頭に判然としない起源から起きた友愛結社とされていますが、その起源には様々な説があり、その中には古代エジプトを源流とするという説もあります。おそらく、数ある起源説の中でも最も古い時代を示す起源説であると思われますが、こうした背景は「魔笛」の中に含まれているとも考えられます。
なお、エジプトのピラミッドには「イシスの密儀」と呼ばれる秘密儀式が存在したとされます。この儀式は「オシリスとイシスの伝説」に由来し、セトに殺されたオシリスを復活させたイシスの秘儀を再現したものと云われており、現在ではフリーメイソンにおける最高儀式とさているという都市伝説があります。
つまり、「魔笛」という作品は、「フリーメイソン」と「ゾロアスター教」「ミトラ教」「古代エジプト」の関連性を示唆しているのではないかと言えるわけです。また、「夜の女王」の立場に関しても、ある種の啓蒙思想を含んだ作品だったのかも知れません。
なお、「魔笛」の中では、ザラストロはイシスとオシリスを讃えています。これは古代エジプトとゾロアスター教の関連性を指摘しているのでしょうか?その点については定かではありません。
ただ、前述したとおり、「魔笛」の内容は古代エジプトと日本の関連性を指摘しており、それはゾロアスター教と日本との関連性も指摘していると考えられます。その裏付けとして日本の紀伊半島に残る「熊野信仰」が挙げられます。
熊野信仰とは、修験道を介して古神道と密教が結び付けられた信仰を指すとされ、ゾロアスター教の思想に類似した祭礼が今なお行われています。具体的には「那智の火祭り」です。
熊野那智大社で行れる火祭りの様式は、ゾロアスター教の祭祀と非常に類似しています。また、密教の源流とされるミトラ教との共通点もあります。また、那智大社の信仰の起源は古く、4世紀もしくは更に時代を遡った時代から存在するとも云われています。
そして、火祭りには「魔笛」のストーリーに含まれる「火」と「水」と「太陽」という要素も含まれるため、より関連性が深まります。
詳細はこちらの記事を参照:【那智の火祭り】
フリーメイソンが古代エジプトの知識や歴史を汲んだ組織であるとすれば、そうした歴史的事実は秘密裏に受け継がれたとも考えられます。そして、その秘密をモーツァルトが魔笛の中で表現してしまったために暗殺されてしまったのかもしれませんね。
まあ、これらはあくまで推論であり、具体的な証拠を揃えたわけではありませんので、都市伝説としてお楽しみください。
また、魔笛の参考文献として、以下にビデオを貼っておきます。これは、Youtubeで活躍されている はやし浩司氏の説です。なかなか興味深い斬新な説ですので、魔笛の謎の興味のある方はおススメです。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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コメント
1 件のコメント :
はじめまして。『魔笛』について大変興味深い記事をありがとうございます。
以下のサイトに非常に興味深い内容が書かれています。
https://en.wikiquote.org/wiki/Freemasonry
...The order was founded at different times by Charlemagne, Julius Caesar, Cyrus(大キュロス), Solomon(ダビデの息子), Zoroaster, Confucius(孔子), Thothmes, and Buddha.
私は大国主はペルシャの大クルス(大キュロス=旧約聖書の救世主=ダビデ家傍系のイザヤの子エマニュエル)、遡ればモーゼの出エジプトの前にはエジプトのファラオだった時代もあると思っているので、『魔笛』の中の、日本・エジプト・ゾロアスター・メイソンの関連性が理解できるような気がします。
出雲臣の祖はアメノホヒですが、アメンホテプの別名がアメノオフィス(オ=ホですね)、さらにイクナートンですからクナトノ神ともつながります。つまり、アメノホヒが天孫というのは大変疑問です。出雲振根の時代に飯入根が宗家を継いで、本来の子孫は傍系になったのではないでしょうか。系図中、毛呂須(キュロス?)の息子が韓日狭子(カンビュセス=キュロスの息子)というのもぴったりで、スサの王であるダリウス1世に王朝をのっとられました。私は手力雄がダリウスで、九頭竜(国栖・国主・来須などは全てキュロス系)を戸隠や箱根に封じたと思います。韓日狭子の子孫は野見宿禰へとつながり、大江氏・菅原氏・土師氏・毛利氏などの子孫(長州藩)は明治維新で活躍しています。坂本龍馬と西郷隆盛は紀氏で、紀氏は大国主の子孫だと『熱田旧記』にあります。雀部の系図によれば、神武天皇の皇子である神八井耳命の子孫が孝元天皇ですが、皆「タケ」と付くのでタケミナカタと関係するのか、人質として神武天皇に嫁いだ母親の媛蹈鞴五十鈴媛命が、夫を裏切るかすり替えるかした、事代主の系統かと思います。実際に神八井耳命は多氏や諏訪氏の祖となっています。諏訪のミシャグ神は、メシアのヘブライ語「ミシャグ」だと思います。
ちなみに紀国造の祖の神産巣日神は、キュロスの妻カッサンダネと関係するかもしれません。つまり武内宿禰は父方母方ともに大国主の子孫かもしれません。
また出雲臣の系図中に武日照(ダビデ?)、別の系図では伊佐和命(イザヤ?)も出てきます。伊邪波(イザナミ)と関係するかもしれません。長々とまとまりがなく失礼しました。
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