山阪神社 [大阪府]
2019/10/28
大阪市東住吉区にある山阪神社(やまさかじんじゃ)です。
奈良時代には既に存在していた古社であり、主祭神に天穂日命を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、昔 当地にいた田邊宿禰(たなべのすくね)という人物が天穂日命(アメノホヒ)を氏の祖神として祀ったことに始まる神社とされており、『日本三代実録』巻六に「貞観四年八月十一日乙亥 摂津国正六位 上田邊ノ西神 授従五位下(一)神位御昇上(ニ)」とあることから、当社はこの頃に田邊の西神とされていたことが分かります。
当社の歴史は古く「後醍醐天皇が紀州の熊野権現に臨幸した際、国家安泰を当社の天穂日命に祈念した」ということが記録に残っており、元田邊郷(南田邊、北田邊、松原、猿ケ山、砂子)の総鎮守および田邊郷農工の開祖として地域発展の中心となっていたとされます。また、相撲の神である野見宿禰命を祀って摂社とし、奉納相撲を行っていた時代もあるそうです。
wikipediaによれば、明治以降は明治5年(1872年)村社となって社名を山阪神社に改め、明治23年(1890年)に八王子社(中井神社)の素盞嗚尊を合祀し、明治40年(1907年)1月に神饌幣帛料供進社の指定を受け、明治40年(1907年)5月15日に浜田の土公神社(猿田彦命)、5月22日に猿ケ山の稲荷社(宇賀御魂神)・柳ケ原の稲荷神社を合祀して五神五社殿としたとされています。
祭神
山阪神社の祭神は以下の通りです。
【主祭神】
・天穂日命(アメノホヒ):天照大神の御子神であり、出雲大社の祭主(出雲国造家)の始祖に当たる
【相殿神】
・素盞嗚尊(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・野見宿禰命(のみのすくね):垂仁朝に活躍した人物で、第13代出雲国造であり、土師氏の祖とされる
・猿田彦命(サルタヒコ):天孫・瓊々杵尊が降臨した際に道案内した神
・宇賀御魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
・天穂日命(アメノホヒ):天照大神の御子神であり、出雲大社の祭主(出雲国造家)の始祖に当たる
【相殿神】
・素盞嗚尊(スサノオ):三貴子の一柱で出雲の祖神(天照大神の弟神に当たる)
・野見宿禰命(のみのすくね):垂仁朝に活躍した人物で、第13代出雲国造であり、土師氏の祖とされる
・猿田彦命(サルタヒコ):天孫・瓊々杵尊が降臨した際に道案内した神
・宇賀御魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
境内社
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山阪神社の境内社は以下の通りです。
・楠社
・素釜三宝荒神
・伊勢神宮遥拝所
・荒川稲荷神社:宇賀御魂神
・八日戎社
・祖霊社
・素釜三宝荒神
・伊勢神宮遥拝所
・荒川稲荷神社:宇賀御魂神
・八日戎社
・祖霊社
境内の見どころ
鳥居
山阪神社の鳥居です。
力石
山阪神社にある力石です。
日露戦争戦没記念碑
山阪神社にある日露戦争戦没記念碑です。
拝殿
山阪神社の拝殿です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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