斑鳩神社(斑鳩天満宮) [奈良県]
2015/09/07
奈良県生駒郡斑鳩町にある斑鳩神社(いかるがじんじゃ)です。
菅原道真公(天神さん)を祀る天満宮であり、地元では「天満(てんま)さん」の名で親しまれているそうです。
なお、法隆寺の北東に位置しており、法隆寺の鬼門の守護神として現在も関係が深いとされています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、かつては天満山の西麓に位置していた旧法隆寺村の守護神であり、平安前期(938年以降)に法隆寺の第9管主・湛照僧都(たんしょうそうず)よって創建されたとされています。
そして、鎌倉末期に僧・慶祐によって現在地に遷座され、その当初は境内に如法経堂という堂も建てられていたそうです。
しかし、寛文年間(江戸末期)に如法経堂が火災で全焼し、その後、寛文8年(1668)に再建されたものの、水害のために享保10年(1725)に再び移転を余儀なくされ、同地の山上に移って現在に至ると伝えられています。
なお、明治時代の神仏分離令の影響で、明治2年(1869)に 法隆寺境内にあった総社明神、五所明神、白山権現が遷祀されたとされています。
また、この地に天満宮が祀られる理由については、創建者である湛照僧都が菅原氏の後裔であることに関係しており、それに伴ってこの地に菅原道真公を祀る天満宮を建立したと伝えられているそうです。
祭神
斑鳩神社の祭神は以下の通りです。
境内社
拝殿内
・五所社(ごしょしゃ):法隆寺東院の総鎮守であり、住吉神・春日神4座を祀る(五所明神)
・惣社(そうしゃ):かつては法隆寺の北西にあり、仁平3年(1153)に社殿を建立した(総社明神)
・本殿(ほんでん):主祭神である菅原道真公(天神さん)をまつる
・厳島社(いつくしましゃ):社名より、宗像三女神を祀っていると思われる
・大将軍社(だいしょうぐんしゃ):大将軍は陰陽道における方位神に当たるが、詳しい祭神は不明
・白山社(はくざんしゃ):社名より、白山大神(キクリヒメ)を祀っていると思われる
・惣社(そうしゃ):かつては法隆寺の北西にあり、仁平3年(1153)に社殿を建立した(総社明神)
・本殿(ほんでん):主祭神である菅原道真公(天神さん)をまつる
・厳島社(いつくしましゃ):社名より、宗像三女神を祀っていると思われる
・大将軍社(だいしょうぐんしゃ):大将軍は陰陽道における方位神に当たるが、詳しい祭神は不明
・白山社(はくざんしゃ):社名より、白山大神(キクリヒメ)を祀っていると思われる
拝殿外
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・恵比須社(えびすしゃ):社名より、事代主(えびすさん)を祀っていると思われる
・地主社?:斑鳩の産土神である伊香流我志古男命(いかるがしこおのみこと)を祀る
・地主社?:斑鳩の産土神である伊香流我志古男命(いかるがしこおのみこと)を祀る
境内の見どころ
鳥居
斑鳩神社の鳥居です。
拝殿
斑鳩神社の拝殿です。
斑鳩神社の牛
斑鳩神社にも、天満宮でお馴染みの牛の像があります。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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