人文研究見聞録:高向於喜佐稲荷神社 [三重県]

三重県伊勢市御薗町高向にある於喜佐稲荷神社(おきさいなりじんじゃ)です。

創建由緒は不明とされますが、明治期より当地に鎮座した稲荷神社であるとされています。

地元に密着した神社の様な感じですが、境内には非常に多くの鳥居が奉納されています。


由緒

創祀年代、由緒は不詳とされますが、以前は字西新出にあった山神社の鎮座地に祀られていたとされ、明治中期に山神社が高向大社に遷されることになった際に、高向大社の西側の地へ遷されたとされています。

その後、地域で水害などの災厄が度々起こったことから、地域の有志によって現在地へ遷され、明治33年(1900年)に遷座式典を挙行したそうです。

また、50周年を迎えた昭和23年9月11日には50年祭式典を執行し、区長総代・稲荷総代また有志の人々が相談して京都の伏見稲荷から分霊を勧請したとされています。

祭神

人文研究見聞録:高向於喜佐稲荷神社 [三重県]

於喜佐稲荷神社の祭神は以下の通りです。

・於喜佐稲荷大明神(おきさいなりだいみょうじん):地元の稲荷神であろう

境内社

人文研究見聞録:高向於喜佐稲荷神社 [三重県]
矢津奈賀稲荷大明神
人文研究見聞録:高向於喜佐稲荷神社 [三重県]
矢津尾稲荷大明神

於喜佐稲荷神社の境内社は以下の通りです。

・矢津奈賀稲荷大明神:氏子によって寄進された稲荷社(稲荷神を祀る)
・矢津尾稲荷大明神:氏子総代によって寄進された稲荷社(稲荷神を祀る)

鳥居

人文研究見聞録:高向於喜佐稲荷神社 [三重県]

於喜佐稲荷神社の鳥居です。

伏見稲荷のようにいくつもの鳥居が奉納されています。

料金: 無料
住所: 三重県伊勢市御薗町高向552
営業: 終日開放
交通: 宮町駅(徒歩8分)
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。