霊光殿天満宮 [京都府]
2018/04/27
京都市上京区にある霊光殿天満宮(れいこうでんてんまんぐう)です。
平安中期に創建された古社であり、祭神に菅原道真公・徳川家康公を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書等によれば、後一条天皇の御代である寛仁2年(1018年)、菅原道真公の6世孫である菅原義郷が天皇の勅を奉じて、道真公の領地であった河内国若江郡に神殿を建てたことに始まるとされます。その後、神告によって道真公が左遷された時に天から一条の光が下ったという当地に遷座され、これ以降 霊光殿と呼ばれるようになったそうです。
また、蒙古襲来の時には後宇多天皇が当社にて夷賊退治の祈祷を行わせたところ、神威によって敵船がことごとく海に沈んだとされることから、天皇より「天下無敵 必勝利運」の額と若干の社領を賜り、歴朝の崇敬を受けたとされます。
中世には、応仁の乱によって社領が荒廃してしまったため、当社の御神体は東寺に遷されたとされますが、元亀元年(1570年)には徳川家康が当社に参拝して天下太平を祈願し、また寄付をするなど、当社を深く崇敬したそうです。
そして、江戸時代には社家の若江家が再興され、塔之段に社殿を再建し、さらに宝暦11年(1761年)に現在地に遷座したとされます。なお、寛永13年(1636年)には徳川家光によって仙洞御所にあった家康像が当社に遷され、家康も祭神として祀られることになったそうです。
その後は、天保11年(1840年)と安政4年(1857年)に火災に遭い、そのたびに朝廷より援助で社殿を再建したとされ、やがて禁祀御祈祷所になったとされています。なお、現在の社殿は、明治5年(1872年)に近衛家の旧鎮守社を移築したものだそうです。
祭神
霊光殿天満宮の祭神は以下の通りです。
・菅原道真公(すがわらのみちざね):平安中期の政治家(死後、天満天神として信仰される)
・徳川家康公(とくがわいえやす):江戸幕府の初代征夷大将軍で三英傑の一人
→ 死後は日光東照宮に祀られ、薬師如来を本地とする東照大権現として神格化された
・徳川家康公(とくがわいえやす):江戸幕府の初代征夷大将軍で三英傑の一人
→ 死後は日光東照宮に祀られ、薬師如来を本地とする東照大権現として神格化された
境内社
霊光殿天満宮の境内社は以下の通りです。
・老松神社
境内の見どころ
鳥居
霊光殿天満宮の鳥居です。
扁額には「天下無敵必勝利運」と書かれています。
神門
霊光殿天満宮の神門です。
臥牛像
霊光殿天満宮の臥牛像です。
拝殿
霊光殿天満宮の拝殿です。
本殿
霊光殿天満宮の本殿です。
本殿脇の臥牛像
霊光殿天満宮の本殿脇にある臥牛像です。
料金: 無料
住所: 京都府京都市上京区新町通今出川下ル徳大寺殿町(マップ)
営業: 不明
交通: 今出川駅(徒歩7分)
公式サイト: http://reikouden.area-kyoto.net/
住所: 京都府京都市上京区新町通今出川下ル徳大寺殿町(マップ)
営業: 不明
交通: 今出川駅(徒歩7分)
公式サイト: http://reikouden.area-kyoto.net/
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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