人文研究見聞録:御薗神社 [三重県]

三重県伊勢市御薗町王中島にある御薗神社(みそのじんじゃ)です。

明治期に周辺各社を合祀したことに始まるとされ、大正期にも1社を合祀し、昭和期は2社を分祀したとされています。

なお、都市化が進んだ現在でも氏子の崇敬を集めているそうです。


由緒

明治40年(1907年)12月30日、御薗村王中島高向の地を社地と定め、王中島、小林、新開、長屋にそれぞれ奉斎する各社を合祀することになったものの、都合により、王中島西条に鎮座する足穂神社の社地に変更することになり、明治43年(1910年)に合祀祭を斎行して御薗神社と称したことに始まるとされます。

その後、大正3年(1914年)11月11日に上条区の高羽江神社を合祀し、昭和26年(1951年)9月6日に神長屋神社(上長屋神社)、同年12月5日に二木神社を分祀して、現在に至るとされています。

祭神

御薗神社の祭神は以下の通りです。

主祭神

・大山祗神(オオヤマツミ):『記紀』に登場する山の神
・八柱神(やはしらのかみ):牛頭天王の八王子であると思われる
・宇迦之御魂神(ウカノミタマ):稲荷神
・不詳七座

境内

人文研究見聞録:御薗神社 [三重県]

御薗神社の境内です。

石碑

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御薗神社の境内にある石碑です。

拝殿

人文研究見聞録:御薗神社 [三重県]

御薗神社の拝殿です。

本殿

人文研究見聞録:御薗神社 [三重県]

御薗神社の本殿です。

料金: 無料
住所: 三重県伊勢市御薗町王中島663-2
営業: 終日開放
交通: 宮町駅(徒歩30分)

公式サイト: http://kyoka.mie-jinjacho.or.jp/shrine/%E5%BE%A1%E5%9C%92%E7%A5%9E%E7%A4%BE/
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。