三宮神社 [兵庫県]
2016/09/25
兵庫県神戸市にある三宮神社(さんのみやじんじゃ)です。
生田裔神八社の一社であり、祭神に湍津姫命を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、当社は創建不詳とされるものの、享保17年(1732年)の石鳥居と手水鉢や、寛延元年(1748年)の石灯籠が現存しており、当地は以前 尼崎藩領であったため、藩公の信仰が篤いところから奉納されたものと伝えられているそうです。
また、明治以前の周辺はおおむね田園地帯であったとされますが、慶応3年(1866年)に神戸の浦が開かれて居留地が設定されたことにより、急速に開発が進められて神域を中心に異常な発展を遂げたとされます。
なお、慶応4年(1868年)に当社の前で岡山藩兵と外国兵の衝突が発生した「神戸事件」が起こったことから、境内に「神戸事件発生地碑」が設置されています。
祭神
三宮神社の祭神は以下の通りです。
・湍津姫命(タギツヒメ):スサノオとアマテラスの誓約で誕生した三女神の一柱
→ 多岐都比売命とも表記される
→ 多岐都比売命とも表記される
境内社
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三宮神社の境内社は以下の通りです。
・稲荷神社:三宮稲荷大明神・安髙稲荷大明神を祀る
・河原霊社:河原太郎高直公(兄)・河原次郎盛直公(弟)を祀る
→ 源平の史跡であり、生田の森で一番乗りの功名を立てた兄弟の霊を祀る(昭和46年に遷座)
・河原霊社:河原太郎高直公(兄)・河原次郎盛直公(弟)を祀る
→ 源平の史跡であり、生田の森で一番乗りの功名を立てた兄弟の霊を祀る(昭和46年に遷座)
生田裔神八社とは?
生田裔神八社(いくたえいしんはちしゃ)とは、神戸市の生田神社を囲むように点在している裔神八社のことであり、現在では八社を数字順に巡ることで厄除けを祈願する"八宮巡り"が行われているとされます。
この歴史は「神功皇后の三韓征伐」に由来するとされ、伝承によれば「神功皇后が長田・生田・広田・住吉の4社を建立した後に皇室にまつわる八社を巡拝した」ということに基づいているとされています。
なお、生田裔神八社に当たる神社は以下の通りです。
・一宮神社:田心姫命(タゴリヒメ)を祀る
・二宮神社:天忍穂耳尊(オシホミミ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・三宮神社:湍津姫命(タギツヒメ)を祀る
・四宮神社:市杵島姫命(イチキシマヒメ)を祀る
・五宮神社:天穂日命(アメノホヒ)を祀る
・六宮神社:天津彦根命(アマツヒコネ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・七宮神社:大己貴尊(オオナムチ)・大日霊貴命(オオヒルメムチ)・天児屋根命(アメノコヤネ)を祀る
・八宮神社:熊野杼樟日命(クマノクスヒ)・素盞嗚尊(スサノオ)を祀る
・二宮神社:天忍穂耳尊(オシホミミ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・三宮神社:湍津姫命(タギツヒメ)を祀る
・四宮神社:市杵島姫命(イチキシマヒメ)を祀る
・五宮神社:天穂日命(アメノホヒ)を祀る
・六宮神社:天津彦根命(アマツヒコネ)・応神天皇(おうじんてんのう)を祀る
・七宮神社:大己貴尊(オオナムチ)・大日霊貴命(オオヒルメムチ)・天児屋根命(アメノコヤネ)を祀る
・八宮神社:熊野杼樟日命(クマノクスヒ)・素盞嗚尊(スサノオ)を祀る
境内の見どころ
鳥居
三宮神社の鳥居です。
神戸事件発生地碑
三宮神社にある神戸事件発生地碑です。
幕末に「神戸事件」が起こった場所であるとされています。
大砲
三宮神社にある大砲です。
「神戸事件」の当時のものとされています。
拝殿
三宮神社の拝殿です。
古方位
三宮神社の拝殿前の足元には古方位(十二支で表わされる方位)が描かれています。
拝殿に参拝した後に自分の干支の上に立って写真を撮り、神符や御守を受けると数々の御利益が得られるそうです。
料金: 無料
住所: 兵庫県神戸市中央区三宮町2-4-4(マップ)
営業: 終日開放
交通: 元町駅(徒歩5分)、神戸三宮駅(徒歩6分)
公式サイト: http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6301050.html
住所: 兵庫県神戸市中央区三宮町2-4-4(マップ)
営業: 終日開放
交通: 元町駅(徒歩5分)、神戸三宮駅(徒歩6分)
公式サイト: http://www.hyogo-jinjacho.com/data/6301050.html
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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