人文研究見聞録:塩味饅頭 [兵庫県]

赤穂名物の塩味饅頭(しおみまんじゅう)です。

江戸時代から作られている銘菓で、落雁風の皮に塩味の効いた餡が特徴となっています。


概要


塩味饅頭は、落雁風の皮に赤穂名産の塩を使った餡の入った饅頭で、赤穂名物として知られています。

江戸時代より作られており、当時は塩味の効いた「赤穂まんじゅう」として京洛の宮家や江戸の将軍家への献上菓子に用いられるほど珍重されていたそうです。なお、赤穂浪士の討ち入り後は「義士まんじゅう」「大石まんじゅう」と呼ばれるようになったともいわれています。

この「赤穂まんじゅう」には、後に江戸の菓子職人によって改良されて「しほみ饅頭(総本家かん川)」となったとか、播磨屋の当主が赤穂の海に沈む夕日から発想を得て「塩味饅頭(播磨屋)」ができた など様々な逸話があり、現在では赤穂市内のいくつかの和菓子店で製造・販売されています。

感想


人文研究見聞録:塩味饅頭 [兵庫県]

今回は宮崎蜜月堂の塩味饅頭を食べてみました。

写真の通り、落雁風の薄皮にこしあんが入っており、食感はサクッとしています。

餡は特にしょっぱい感じではなく、食感が硬めの饅頭という感じで、個人的には結構好きな味わいでした。

また、色々なメーカーがあるので、食べ比べしてみるのも面白いと思います。
matapon
著者: matapon Twitter
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。