弓ヶ浜[鳥取県]
2019/01/09
鳥取県西端部にある弓ヶ浜(ゆみがはま)です。
境港市から米子市にわたって続く弓形の海岸線で『出雲国風土記』にも登場する古い渚となっています。
弓ヶ浜とは?
弓ヶ浜とは、境港から米子に約20kmにわたって続く弓のように弧を描いている海岸線で「日本の渚100選」「日本の白砂青松100選」にも選定されています。ちなみに夢みなとタワーの展望台からは弓ヶ浜の海外線を望むことができます。
なお、島根県のHPによれば 現在の弓ヶ浜半島は奈良時代には夜見嶋(よみのしま)と呼ばれる島だったとされ、ウィキペディアによれば 応永5年(1398年)の『大山寺縁起絵巻』に弓ヶ浜半島が描かれていることから平安時代頃に半島になったと考えられているそうです。
弓ヶ浜と出雲神話
弓ヶ浜半島(夜見嶋)は『出雲国風土記』にある「国引き神話」に登場します。
この神話によれば、八束水臣津野命(ヤツカミズオミツヌ)が まだ小さかった出雲国に他所から陸地を引っ張ってきて、それを縫い合わせて大きくしようとした際に、夜見島(弓ヶ浜半島)を綱に見立てて高志(北陸地方)から三穂埼(みほのさき)を手繰り寄せてきたとされています。
※原文についてはこちら:【国引き神話】
弓ヶ浜海岸の雰囲気
弓ヶ浜海岸は非常に静かで落ち着いた海岸で、言い方を変えれば物寂しい感じであるとも言えます。
陸地からは弓形の海外線を望むことは難しいですが、まあ、それなりに感じることはできると思います。
雰囲気としては暗めですが、物思いにふけるには最適なのではないでしょうか?
個人的には雰囲気・風景ともに好感の持てる感じの海岸でした。
弓ヶ浜ギャラリー
弓ヶ浜ギャラリーです。
スポンサーリンク
「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
スポンサーリンク
コメント
0 件のコメント :
コメントを投稿