大歳神社(元浜町) [島根県]
2017/11/21
島根県浜田市にある大歳神社(おおとしじんじゃ)です。
奈良時代に創建された古社であり、祭神に大年神・倉稻魂神を祀っています。
伊勢の大歳社から勧請されたと伝えられているそうです。
神社概要
由緒
由緒書によれば、社伝に聖武天皇の御代である神亀2年(725年)6月朔日、伊勢国の伊雑宮大歳社を勧請したことに始まると伝えられているそうです。
また、清和天皇の御代である貞観13年(871年)4月に神階従五位上に列せられ、後一条天皇の御代である寛仁4年(1020年)には両面御宝鏡の寄進を受けたとされ、小石見34座の内式内社とも伝えられているとされます。
近代には、島根県告示第326号を以って、明治39年(1906年)4月の勅令96号により、神饌幣帛料を供進される神社に指定されたそうです。
なお、当社は浜田港付近の丘の上に鎮座しており、神社からは浜田港の風景を望むことができます。
祭神
大歳神社の祭神は以下の通りです。
【主祭神】
・大年神(オオトシノカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
→ 『古事記』によれば、ウカノミタマとは兄弟関係に当たるとされる
【配祀神】
・倉稻魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
→ 『古事記』によれば、オオトシノカミとは兄弟関係に当たるとされる
・大年神(オオトシノカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
→ 『古事記』によれば、ウカノミタマとは兄弟関係に当たるとされる
【配祀神】
・倉稻魂神(ウカノミタマ):稲荷神であり、スサノオの御子神とされる
→ 『古事記』によれば、オオトシノカミとは兄弟関係に当たるとされる
境内社
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大歳神社の境内社は以下の通りです。
・住吉神社
・稲荷社
・風日宮恵美須神社
・稲荷社
・風日宮恵美須神社
境内の見どころ
鳥居
大歳神社の鳥居です。
石段下の鳥居
大歳神社の石段下の鳥居です。
石段上の鳥居
大歳神社の石段上の鳥居です。
拝殿
大歳神社の拝殿です。
伊勢の伊雑宮の関連社である大歳社から勧請されたそうです。
奈良時代に伊勢から勧請されたという点が、なかなか興味深いですね。
本殿
大歳神社の本殿です。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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