八野神社 [島根県]
2017/09/09
島根県出雲市にある八野神社(やのじんじゃ)です。
『出雲国風土記』の「八野社」に比定される古社であり、祭神に八野若日女命・大年神を祀っています。
神社概要
由緒
由緒書によれば、当社は『出雲国風土記』に「八野社」、『延喜式神名帳』に「八野神社」と名を載せる古社であり、式内社の中で当時のまま在地神と社地とを保ち続けている珍しい神社であるとされます。
また、当社の主祭神である八野若日女命(ヤノワカヒメ)は『出雲国風土記』にのみ登場する神で、当文献の神戸郡八野郷の条には「八野郷(やのごう)、郡家の正北3里215歩の所にある。須佐能袁命(スサノオ)の御子、八野若日女命(ヤノワカヒメ)が鎮座していらっしゃった。そのとき、所造天下大神 大穴持命(オオアナモチ)が娶りなさろうとして屋を造らせなさった。だから八野という」と記されています。
なお、由緒書による説明は以下の通りです。
【八野神社(旧郷社)】
出雲風土記に「神門郡の八野社で延喜式の八野神社であり、従って式内社である」と記されている。
御祭神は、須佐能袁命の御子「八野若日女命」が主祭神で大年神と共に祀られている。
市内の式内社の中で古来のままの在地神と社地とを保ち続けている神社は珍しいといわれている。
出雲風土記に「神門郡の八野社で延喜式の八野神社であり、従って式内社である」と記されている。
御祭神は、須佐能袁命の御子「八野若日女命」が主祭神で大年神と共に祀られている。
市内の式内社の中で古来のままの在地神と社地とを保ち続けている神社は珍しいといわれている。
祭神
八野神社の祭神は以下の通りです。
【主祭神】
・八野若日女命(ヤノワカヒメ):『出雲国風土記』に登場する神で、スサノオの娘とされる
→ 当文献には「当地(八野)に鎮座し、大穴持命に求婚された」という地名説話がある
【相殿神】
・大年神(オオトシノカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
・八野若日女命(ヤノワカヒメ):『出雲国風土記』に登場する神で、スサノオの娘とされる
→ 当文献には「当地(八野)に鎮座し、大穴持命に求婚された」という地名説話がある
【相殿神】
・大年神(オオトシノカミ):スサノオの子神で、『古事記』によればオオヤマクイの父神に当たる
境内社
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八野神社の境内社は以下の通りです。
・稻生神社
・水神社
・武内社
・水神社
・武内社
境内の見どころ
鳥居
八野神社の鳥居です。
狛犬と門柱
八野神社の狛犬と門柱です。
拝殿
八野神社の拝殿です。
本殿
八野神社の本殿です。
大山祇神の石碑
八野神社に祀られている石碑です。
「養蚕租神」「大山祇神」と刻まれています。
その他の石碑
八野神社の祀られている石碑です(祭神不詳)。
公園
八野神社の横は公園になっています。
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「日本神話」を研究しながら日本全国を旅しています。旅先で発見した文化や歴史にまつわる情報をブログ記事まとめて紹介していきたいと思っています。少しでも読者の方々の参考になれば幸いです。
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